本日、「小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイディアが広がる」がDrop!

本日発売となった「小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイディアが広がる」が、予約段階でオリジナル版の「ChatGPTで小説を書く魔法のレシピ!:プロ作家とストーリーデザイナーが教える物語の秘密」に続いて、まずは1部門でトップを獲った。
肩の荷が降りたというか、自分の役割が終わったな、と感じる。
この本は小説や映画や批評といった作品ではない。
だから評価基準は売上だけになってしまうのでね。




残すは10/25に出版元である株式会社インプレスさんのセミナールームで開催される発刊特別イベント、
が無事に催されるのを見届けるのみ。

「小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイディアが広がる」を購入して頂いた方は無料、まだ購入されていない方は当日、会場で購入することで受講出来るので来てね。
会場で見かけたら、「松くん!」と声を掛けてもらえたら嬉しいっす。

まー、なんと言うか。
今回の本は前作の「リマスター&ボートラ付BOX SET」みたいな感じなので、自分の役割など弁当箱のパセリ程度のもの。
けどね、インディーズでアルバム作って、4部門でトップ獲って、メジャーからリリースされる、みたいな流れは面白かったんだよ。

8年くらい前だと思う。
仕事でブロックチェーンとAIについて短期間で大量の資料と書籍を読み、記事を200本くらいとプレゼン資料を作って、と言われて2ヶ月くらいでその仕事をフィニッシュさせたんだけど、そんなことをすっかり忘れていた2年くらい前にChatGPTが話題になり、「これ、物語作りに使ったら面白くなりますかね?」とぴこ蔵師匠に連絡して、その夜に二人でオンラインで馬鹿話をしながらChatGPTをいじったりしていて、どうせなら本を作りましょうなんて話になった。

「大谷翔平が教えるホームランの打ち方」みたいな本を読んだところで誰もがメジャーで活躍出来るわけがない。
俺はよくそんな話をする。
また、本には読むだけで力になるものと、料理のレシピやダイエット本みたいに読むだけでは無価値な本もある。
その辺りのバランスを考えていてやっぱり山川健一さんとぴこ蔵師匠の二人でこの本は作られるべき、と考えた。

俺はAIを擬人化しすぎる傾向に違和感を覚える。
こんなもの、道具にすぎないだろう、と。
釘や材木があっても家は建たない。
鉋や鋸やトンカチの使い方を覚えても家は建てられない。
物語もそれと同じで、AIは勝手に物語を作ってくれない。
程度の低いものであれば、それも可能かもしれないけどそんなもの誰も読まない。
だからこの本には絶対に山川健一さんが必要だった。
山川健一さんはストーンズ友達だけど、それだけじゃなく俺は文学など様々なことについて多くを教えて頂いた。
だから山川健一さんの力が絶対に必要だということは確信していたね。

正直、いくら親しくして頂いているといっても、向こうはビッグネームだから恐る恐ると言う感じで仕事帰りに公園の脇の坂道を歩きながら電話したよ。
「良いな、やろうぜ」と即答された時、俺は動物病院の前を歩いていて、飼い主の膝で怯えながら順番を待つビーグルの顔を、まるで画家のようにじっと見ていたのを覚えている。

作業が始まると流石に実績のある御二方だけに、仕事は早かったよ。
原稿がみるみる出来上がってきて、何度か俺の判断ミスで二度手間をとらせてしまった事もあった。
俺は信頼している御二方と仕事をしているのだから当然、「トップを獲る」と誰にも言わずに決めていた。
だから2ヶ月程度の制作期間の間で行われたミーティングでAかBかの判断を迫られた時にはすべて、「これでトップを獲れる」方の選択肢を迷わず取った。

オリジナル版のカヴァーイラストは仔猫なんだけど、意味がある。
俺は山川健一さんの主宰するオンラインサロン「私」物語化計画に出入りさせてもらっているんだけど、作家になりたい人って本当に老若男女いるんだ。
とてもじゃないけど、この本を必要とする人を年齢や性別や学歴などで限定出来ない。
だから、アニマル・ウオッシュ。人間ではなくて動物にすると決めた。
デビュー前だから、仔猫にした。
かたやAIは形がないから表現が難しい。
どう表現しようかな?と10秒くらい考えた。
AIと言えばHAL。
だからデヴィッド・リンチと並んで敬愛するスタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」の宇宙船ディスカバリー号の中で仔猫が小説を作っているという設定でAIでイラストを起こした。
他にもね、シチリアの古い街並みの中、カフェで小説を書いている途中のラップトップ画面とか、悪ガキと半裸の女たちが盛り上がっているクラブの中で暗い目をした若者が黙々と小説を作っていて、誰にも顧みられないそいつの小説を、グラスとタバコの灰皿で汚れたテーブルの上で猫が読んでいるみたいなイラストなど20個くらい作ったけど、売るなら仔猫だな、と思ったね。
誰にもそんなこと言わなかったけど、「トップを獲るんだ」と決めていたし。
そういえば、山川健一さんに言われたよ。
「慎一郎、お前が読みたい本を作れば良いんだよ」って。

結果として、読むだけで「物語を作れる」ための知識が身につく山川健一さんのパートと、ぴこ蔵師匠のある意味、物語作りの決定的とも言えるメソッドが一つにまとまった本が出来た。

そんなこんなでオリジナル版のChatGPTで小説を書く魔法のレシピ!:プロ作家とストーリーデザイナーが教える物語の秘密」が出来て、良い結果を出して、光栄な事に株式会社インプレスさんにお声がけ頂いたと言うのが、今回の話。

10/25は発刊特別イベント「小説を書く人のAI活用法&ストーリー作りのコツを知ろう!小説の書き方講座」が開催。
山川さんとぴこ蔵さんはチーム山川だから、といつも言ってくれているけど、仕事をしたのは御二方と株式会社インプレスの皆さんだ。
なので俺は当日、遠慮しようと当初は行かないつもりだったんだけど、よく考えたらそれって超失礼だと気付いて青くなった。
このイベントのアウトラインを作ったのにそいつがきちんと立ち会わないとかどういうこと?

というわけで、当日は会場に行きます。
みんなも来てね!
参加申込は以下のページからよろしく!