シナリオライターのFiction Diary 2 | 松慎一郎

脚本家・ライター:松慎一郎のBlog。 『誤字脱字・破綻上等&気が向いた時に書き飛ばし』でGo。

初見:
観たかった作品。
誤ってフランス映画と記憶していた。
こんなだからこうなのか、こうだからこんななのか。
冒頭のドキュメンタリー映像はフェイクなのか。
アバン後の海、サーファー・ガールとの出会い、海水にずぶ濡れの革靴とセーターなど動機を示すメタファーなど何重にも設定されていて、さりげなく、細かい。

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本日、「小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイディアが広がる」がDrop!

本日発売となった「小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイディアが広がる」が、予約段階でオリジナル版の「ChatGPTで小説を書く魔法のレシピ!:プロ作家とストーリーデザイナーが教える物語の秘密」に続いて、まずは1部門でトップを獲った。
肩の荷が降りたというか、自分の役割が終わったな、と感じる。
この本は小説や映画や批評といった作品ではない。
だから評価基準は売上だけになってしまうのでね。



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自分が企画・編集として参加した「ChatGPTで小説を書く魔法のレシピ!」はバンドで言えば自主レーベルで制作されたアルバムのようなものでした。

発売日は2023年6月7日。一年以上前だね。

そんなインディーズ盤がamazonの複数カテゴリでトップを奪取し、ありがたいことに2024年10月1日現在も評論・文学ガイド(Kindle版)で7位と、多くの人に読まれている。

生活の為に日々、複数の仕事をこなしながら睡眠時間をギリギリまで削り、休日も仲間の誘いを断り、恋人に寂しい想いをさせて苦しみながら作家になりたい、脚本家になりたいと頑張っている人。

そんな人の役に少しは立てたのだろうか?

立てていたら嬉しいな。

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帰り道。
黒く灼けたアスファルトから立ち昇る熱の中で生き別れた人、失くした人々の事を考えていた。
燃えるような夕陽を見た気がする。

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10/17に株式会社インプレス様より発売される「AIとの対話で物語のアイデアが広がる 小説を書く人のAI活用術」のカヴァー・デザインと目次を以下に公開。

カヴァー・デザインはこんな感じ。


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組織票や投票操作なしで4部門で1位を獲得した

「ChatGPTで小説を書く魔法のレシピ!: プロ作家とストーリーデザイナーが教える物語の秘密 」(物語化計画ブックス) のアップデート版がインプレス社より、装い新たに出版されます。




2025 Remaster、ボーナス・トラック付きみたいな感じなんだけど、オリジナル版も
発売から約1年半、未だ評論・文学ガイド (Kindleストア)で5位はちょっとしたもんだね。(自慢)

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俺と居た頃よりも、幸せでいるだろう。

そう信じて、それを希望として生きる。

そんな希望は皮肉であり、自分に対する死刑宣告だ。

誰に理解されなくても構わない。

ただ、相手にそれが必要だと気付いてしまうと、自分を独りにしてしまう事を恐れなかった。

自分の安心よりも、相手の回復を願ったからだ。
突き放そうと故意に冷たく当たり、傷付いた姿を目にして自責の念に不眠に悩まされた。
それでも彼女の幸せのためにひとりで生きる事を決意して、その後の生活の困難の中で「本当にこれで良かったのか?」と自分の判断を疑いながら生きる日々に、親友の自死を知らされた。
こうなるしか無かった自分たちを思い知る。

だが、回復を願った彼女への想いも、自死を選んだ親友に対する想いも、初めて出会った時から現在に至るまで、一度も変わらずにいた。かけがえのない存在であり続けている。


「本当にこれで良かったのか?」という自己疑念も、「こうなるしか無かった自分たち」という結論も、最終判決は等しく永遠に保留される。
何者も、誰かを裁く事は出来ないからだ。自分を裁くのは自分自身しかない。

だから、粘り強く自分と闘うしかない。生きる執念が、勝敗が決する。

粘り強さの源泉が「皮肉」であり、自分自身に対する「死刑宣告」であるというのは、それこそ皮肉だ。

「それでも生き続ける日々」とは「自分が何故、生きているのかを問い続ける日々」で、それは生きている限り続く。だから粘り強くなければならない。

自己否定に苛まれながらも失くした存在への変わらぬ想いこそが、死んでしまわないための力になるという事。それは世界の中でひとりきりの生をまっとうする決意かもしれない。

誰に理解されなくても構わない。

あの時、そう決断したはずだがそれでも、「そんな想いは伝わるのだろうか?」という想いに、ひとりきりで見る風景は満たされてゆく。

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